アトピーの病状
アトピーは、強いかゆみを伴い、赤く腫れ上がります。
病状は目や耳の周囲、足の指先、脇腹、太ももの内側などの皮膚の薄いところからはじまります。
強いかゆみをともなうため、病状の出ている部分を強くバリバリとかきむしり、その結果皮膚が傷ついてただれてきます。
皮膚の傷を補修するため血液汁がでて、病巣部がつねにグジグジした状態になり、治りません。
また一部血液汁がかたまり、ガビガビするといった状態にもなります。
また、掻いているうちに皮膚が硬くなり、色素沈着を起こしたり、出血してしまいます。
さらにアトピーが悪化していくと、抜ぬん的なかゆみが全身にひろがり、ついには不眠症になりストレスがたまり疲労が蓄積され鬱傾向になり表情、生活が暗くなっていきます。
かさぶたとそれをはがすということを繰り返すことで慢性化しやすく、一時的に病状が改善されても再発しがちです。
アトピーの原因

動物の体には、細菌やウィルスを排除しようとする免疫の働きがあります。
体内のアレルゲンをとりこむとこれらの免疫が過剰に働くことがあり、アトピー性皮膚炎、アレルギー性皮膚炎などのような炎症をっ引き起こし、体に害を及ぼしてしまいます。
アレルゲンは、空気と一緒に鼻から吸い込んだり、食べ物として体内に入ってきます。
すると体の中に特殊な抗体が出来上がり、それが肥満細胞と結合し炎症を引き起こす物質が作り出されます。
アレルゲンのもとは、タンパク質で肉や野菜、ハウスダスト、だにに限らず亜あらゆるものがアレルゲンとなる可能性がありアレルゲンは予防できないというのが一般的です。
最近では、腸内にカビが規制して炎症を起こすという説もあります。
実際には、カビ対策として効力のある薬の投入で病状が緩和されたり病状が改善されたという臨床が出ています。
ただし、カビは、アレルギーの大きな原因であることは広く認識されていますが、これも一つのケースであり、アトピーの原因となるものは様々あり人によってその対策方法も変わってきます。
アトピーの一般的な治療方法

最初にアレルゲンの特定を行います。そのうえでアレルゲンを含まない療法食を処方されます。
ですが、アレルゲンとなる対象はどんどん広がっていく傾向があり、体内にいれられるものが少なくなっていくこともあります。
一般的なアトピーの治療法としては、薬物治療が中心となり「かゆみ」を「炎症」を抑えることに注力されます。
また、病状によっては、シャンプーを使ってアレルゲンを落とすなど、「アレルゲン」の排除による防衛的な治療となります。
アトピーの食事による対策
基本的にアトピーは、主治医の指導を正しく従うことが大切です。
ですが、医者にはそれぞれの専門があり、即座にステロイドを処方する医師もいることも現実です。
ステロイドは決して悪いものではなく、正しく使用することによって副作用を抑えつつ効果を上げることができます。
すぐにステロイドを言い出す医師にあたった場合は、別の医者を探すことも選択肢に加えてください。
処方や薬を使い続けることに抵抗を感じる場合もあります。
いろいろとアトピー治療を行ってきたけど快方に向かわないという場合、別の選択肢もあります。
アトピーの自宅ケア

アトピーになると代謝が落ちている場合が多く、代謝が落ちることによりアレルゲンの排出が滞り、病状が悪化していくケースがあります。
そのため、なるべく代謝を良くするよう散歩なども有効なケアとなります。
シャンプーのしすぎは禁物です。逆になくてもいいとさえ言われています。
あるケースでは、入浴はかるく湯船につかる程度で表面の老廃物を浮かせ流す程度にすることで改善がみられたということもあります。
また、皮膚表面にかさぶたを作らせないようワセリンを塗るなど皮膚を保護することもケアとなります。
多くの場合、腸が荒れているため、腸内の粘膜を保護するという意味で、「くず」などを利用して腸内ケアを行うこともケアとなります。
アトピーの食事による改善方法

摂取水分量を増やすことが大切です。
ビタミンや抗酸化物質の豊富な食材を使って細胞を保護します。
それにより排泄機能が高まり病状の改善が期待できます。
また、カビ対策にはニンニクが役立ちますが、多量に摂取すると貧血になる恐れもあるので、プロポリスなどのサプリメントを活用する方法もあります。
アトピーに効果的といわれる栄養素
- 1群白米、玄米、五穀米、うどん、そば、ハトムギ、さつまいも、むらさき芋
- 2群卵、牛レバー、アジ、イワシ、カツオ、タラ、アサリ、シジミ、ホタテ、ハマグリ
- 風味付け出汁(肉、魚の煮汁、カツオだし、昆布だしなど)、ちりめんじゃこ、小エビ、煮干し、削りカツオ
- 油脂オリーブ油、植物油、胡麻油、鶏皮
- 野菜・海藻ごぼう、かぼちゃ、トマト、大根、さつまいも、むらさき芋、ほうれん草、ブロッコリー、小豆、大豆、納豆、くず、ニンニク、ひじき、昆布
アトピーのサプリメント
効果があったというレビューの多いサプリメントです。
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アトピーをなおしてみませんかのまとめ
病状を抑えることも大切ですが、体内にたまったものを出すことも同じかそれ以上に大切です。